Just another melancholic director's diary

メンヘラ部長日乗

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手で考える人/口で考える人

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手で考える人と口で考える人がいます。

手で考える人は紙面(パワーポイントを含む)に言葉を置くことで、その言葉によって思考に道筋が付けられます。

口で考える人は周囲の誰かと話すことで、その言葉によって思考に道筋が付けられます。

もちろん僕はメンヘラですから、前者をよしと思うほうです。後者に対しては、「なぜ自分の思考を整理するのに他人を壁打ちの壁にするのかな」と常々、思います。

手で考えることには、もうひとつのメリットがあります。

それは蓄積です。作った資料は消さなければ消えません。それに対して、話した言葉はそのまま消えてしまいます。録音すれば残りますが、資料化しないとどこかに埋もれるリスクがあります。

よく、「分からないことがあれば聞いてください」などと先輩社員がいいますね。

あれ、僕の職場では原則、禁止にしています。

教えるほう、伝えるほうが、相手に分からないことの残らないように資料を用意すること。

意外に、出来ないんですね。しかもその言い訳が奮っている。「営業にはそんな時間はありません」。だったら、そういう貴君は、お客様先に何をどう準備して話しているのか。まさか、資料を用意しないで、頭の中から湧き上がる知識とやらを空中に溶かし込んでいるだけかな。そういうと、嫌な顔をされます。

また、もっともらしい言い訳「お客様と社内の後輩は違います」などということをいう若い衆もいます。同じです。僕はそこから徹底的に仕込みます。次工程はすべてお客様です。まして、客はお金をくれますが他人です。後輩は身内です。まず、身内を大切にしないとね。

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と、こうして論点を潰していくと、要はパワーポイントが苦手なケースが多い。貼り付けが出来ない。サイズ調整が出来ない。云々。

そのまま、30歳を過ぎ(まあ30歳ならまだ言い逃れの余地がある)、40歳を越え(もうだめです)、「専門は管理職です」なんていう時代はとっくに終わっています。

1回のおしゃべりは、1対1で消えてしまう。1枚のスライドは、100人に送れば20人くらいは一瞬開いてくれるでしょう。どちらも相手方の頭に残らないとして、単純に数倍から20倍の効果。1回でだめなら2回3回と、しゃべるのは疲れますが、資料は1粒で何度も捲土重来が効く。その辺のセンスの有無が、いち担当からリーダーへ、マネージャーへ、あるいは営業から営業統括、支援、企画、管理に回されたときに如実に現れてきます。

*

手で考えることには、まだ他にもメリットがあります。

それは、逆説的なようですが、手で考えているときには、頭はほとんど考えていない。あたかも漱石「夢十夜」の木彫りの話のように、考えが、文字となって掘られて出てくるのをただ待っているかのようです。

そこをなぞって文字にすれば、ほらこの通り、15分で1,200文字の出来上がり。楽なもんです。

まるで、(林家)正楽さんの紙切りみたいでしょう?

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