Just another melancholic director's diary

メンヘラ部長日乗

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色恋も嬶(かか)も小判も猫の夢(575)

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だいたいその、もはや色恋に興味をなくしているというのはあります。

それでも、昨日今日と女性社員から「メンヘラさんはどんな女性がタイプなんですか」「興味がないといっても、好きになったらやっぱり『行きます』か」と尋ねられたからには、何かしら気の利いた答えをしなくてはならない。

僕の答えは大方きまっています。

「和泉式部」

「何ですかそれ。大人の会話ですか」

基礎教養、百人一首も古文も、中学高校でひととおりやってきているはずなのですが、弊社の文化レベルもたかがしれているというもの。

しかし、あえて踏み込んで申しますが、口をついて出て来る教養というのはいいですよ。百人一首なんかはその代表例で、営業トークの合間に、この相手の方ならひょっとしてわかっていただけるかな、という方にだけ、ぽろっと出す。たいていは期待はずれに終わります。

いま、2018年1月現在で、ほぼ外れのない話題といえば、仮想通貨、ビットコインです。

「2010年11年当時はどこかで拾ったスクリプトで採掘場を開いて手数料を得ていたこともありまして」

などと試しに/うかつに(迂闊粗忽を装って)口にして、話に乗ってくれるのはいいほうで、ほとんどの方は「リップルなのイーサリアムなの何を買えば儲かるの」単刀直入にそこ、それ、そればかりで話に深まりというものがない。「何枚持っているんですか」「まさか、億ってたり……?」「メンヘラさん会社を辞める準備着々ですね」かくもビジネパーソンの会話というのはどうにも味気ないものです。

ただ、これもたまに若い衆に話すことですが、ほんとにこの四半世紀というもの、一般人に手の届く、あるいは手の届きそうな夢を見せてくれる景気のいい話というのが、からきしなかった。ようやく最近になってです。それも、2010年11年に屑値とまではいわないものの、いまよりもずっとずっと安い価格である程度買った、掘った、寝かせておいたものが、7年8年経って、何だか知らないけれど仮想財布(ウォレット)の上では金額を主張するようになってきています。

それくらい、息の長い、つらい話だったのであります。

それだって利確をすれば半分を国に持って行かれてしまう。だからFXで転がすかといえば、もともと原価は忘れていたお金。追証も怖い。毎日、寝ている間、会社に行っている間にちょこちょこコツコツと掘って、いつか化けてくれる。そのようなコインを数種類でポートフォリオを組んで、それで、それで? それで満足してしまっています。

これからの出会いや再婚に及び腰なのも、そのあたりの理由がないといったら嘘になります。芝の浜におれが寝かしておいた財布だ。嬶に渡してもいいが、そりゃあよほどの嬶でなくちゃあるまい。と、無論そんなことは会社では口に出せないのでございます。

さて、本日のお開きの時間が近づいて参りました。

冒頭の話に戻って、僕がほんとうに好きなのはねこのくーちゃんです。くーちゃんは、和泉式部を知らなくていい。そういうことは、僕がぜんぶ引き受けます。

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