Just another melancholic director's diary

メンヘラ部長日乗

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よき「いじり」を受け止める管理職であれたら

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営業部門に入ってよかったなと思うのは、みなさん「空気を読む」「その『人』への関心が軒並み高い」ことです。僕は空気を極力読みたがらない。「人」への関心も極力持たないように努めているところがある。これはこれまでのキャリアが左右している部分というのが大きいと思います。僕は脱属人化/標準化に20代30代とかなりの情熱を燃やしてきました。自分の好みとして、無名匿名を選びたい。あるいはその延長で、ルールというものをわりかし重んじる。

例えば中途で、ある部門に配属になる。もちろん内輪では採用プロセスが上から下まで「どんな人が来るの」と興味津々、話題の中心になることは間違いない。当然だろうと思う。けれどやっぱり学歴から離婚歴からペットから200人300人の部署に口伝手(つて)で行き渡るというのはいかがなものかと思う。初日から「すごい学歴の人が入ってきた」「すごいキャリアの人が入ってきた」あるいは「…と、噂になっていますから」と螺旋階段ですれ違う初対面の女性社員に挨拶されるというのは、驚きました。

ただ、これは弊社弊部門の商材、商流、業界、取引先様のいい意味での特徴でもあると思うのですが、とにかく人を重んじる商人気質、その家族主義的結束で成り立っているところはあります。強みであると思います。

だから、どちらかというと無口でシャイな気質の強い僕は、初めのうち、そこそこ(以上に)苦労しました。僕は、もう30歳を過ぎたら学歴なんてビジネスにはまるで関係ないと思ってきた。それが、やっぱり、これももう何度も渡ってきた橋ではあるのだけれど、相手方、取引先様も(!)若手社員も、何か話し掛けづらいらしいのです。かといって、自分から割って入るのも、僕の好みではない。勢い、職場でも食事でも飲みの席でも、にこにこして聞き役に回る。すると「あの人は何を考えているのか判らない」と聞こえるような聞こえないようなところでいわれたりする。それに対しては親切心から「メンヘラさん、もっと自分を出していいですよ」といってくれる人もいる。ありがたい。心底そう思います。でも、「僕はこれこれを考えている人間です」と宣言しますか?――しないでしょう。まあ、そんなふうに発想するところがメンヘラ気質なのでしょうけれど。

まあ、自然に、じわっと、伝わればいい。無口でシャイだって商談では武者に転じますから。

そう思って、3ヶ月、4ヶ月が過ぎたころ、ひとり、ふたりと、僕を(いい意味で)「いじる」勇気ある若者が現れた。彼らはたちどころに(実は話題豊富な)僕の味を知る。

あっという間でした。みんな、僕をいじりたがる。前には怪訝な顔でみていた女性社員も目配せをしながら、僕がいじられたときの表情を読みとり、チャットで流し、誰かがいじり出すのを待ち構え、目撃すれば即座に昼食の話題にしている――らしい。

そう、今日教えてくれる人がいました。不思議なような、ありがたいような、そんな気持ちです。

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